社員の声
自分が計画した通りに工事が完成したときは、
規模の大小を問わず嬉しさがありますね。
大変だけど楽しい嬉しいというのがこの仕事
現場を完了する度に自分の成長を確認できる。
どのような基準で職場選びをされましたか?なぜサン工業に入社されたのでしょうか?
もともと学生の頃から理数系が得意で理数系の高校に通っていましたので、理数系が生かせる方面ということで、東北工業大学に進み、その中でも面白そうだなと思ったのが私の場合は建築学科だったんです。その流れで学校にも建設関係の求人情報が沢山きており、その中にサン工業の求人があり応募して採用されたかんじです。
他にも沢山建設系の会社はあったと思います。なぜ「サン工業」だったんでしょうか
住み慣れた仙台に根付いた地元密着の会社だったことが一番の理由です。あとは、各都道府県に支店があるゼネコンみたいな大きい会社ではないので転勤もないだろうと考え、この会社に決めた次第です。今でもそうですけど仙台から離れたいとは思わないので。
なるほど、あくまでも地元で働きたいと考えていたんですね。実際に就職して働いてみてどうでしたか?当時を思い出しながらお聞かせ下さい。
当時は専門用語とか分からないことだらけでしたね。現場に行けば職人さんの動きなど、机上では分からない、現場に行って見ないと分からないようなことを一つ一つ覚えたり、社会人も初めてなわけで、取引先の人の名前を覚えるとか、社会人としての一般常識を身に付けるとか…いろんな意味でいっぱいいっぱいでしたかね。
仕事自身は楽しかったですか?
はい。分からないことだらけだからこそ、知れば知るほど興味が益々湧いてきましたね。例えば普段当たり前に住んでる家でさえも知らない事が多く、裏側はこうなってるんだ、とか分かると面白かったです。
今現在どんなお仕事をされているんですか?
今は15年ほどこの会社に勤めて経験も積んで「課長」という立場になりましたので、全体の管理もしますが、お客さんと打ち合わせをして、現地調査、見積り、現場に足を運んだり、引き渡し後はメンテナンスもやる感じで、一通り全部やります。
つまり案件の「一部」だけを担当するのではなく、始まりから終りまで全てに関わるということですか?
そうですね。施工管理とは「工事現場を管理すること」が仕事なわけですが、当社では工事の上流下流も含めて広く担当しています。お客様からご依頼があったらご要望を聞き、現地を確認しながら工事内容をまとめ、工事項目や数量など細かい部分を拾い出し、必要に応じて材料や専門工事の見積りを取り、それらをまとめて見積書を作成します。工期も当然コストに関わりますので、大まかなスケジュールと共に金額を弾き出して行きます。そしてお客様に金額や工期をご納得いただいたら契約し、着工。まずは準備工事と言って様々な段取りをします。詳細な工程を組み、材料や職人の手配をします。段取り八分と言いますが、ここでしっかりと計画をすることで手待ちや手戻り、無駄のない計画として予算内に納めていきます。
現場では工事内容を説明し、予定通りの寸法や品質となっているかを確認しながら計画通りに工事を進めていきます。
そこまで緻密に計画していても予定通りにうまくいかない事もあるのでは?
確かに思いもかけないことが起こるのが工事です。やってみたら新たなことが出てきたり、思った通りにうまくいかないことも出てきます。現場の職人さんからそういったことを相談され、解決方法を検討するのも私たちの仕事です。
施主と職人との間をつなぎながら、予定通りの品質のものをスケジュール通りに完成し、お客様に満足していただいて、その上で会社に少しでも多くの利益を残すということが施工管理の仕事だと思っています。
とても責任の思い仕事だと思うのですが、その分達成感はありそうです。
自分が計画した通りに工事が完成したときは、規模の大小を問わず嬉しさがありますね。大変だけど楽しい嬉しいというのがこの仕事だと思います。
当社はお客様と長くお付き合いすることも多く、何年か後に別の箇所の工事を依頼されたり、メンテナンスなどを継続的に依頼されたりすることもあって、そういうことが喜びですし、ありがたいな、と思います。
仕事がツライ、キツイっていうことは正直ありませんでしたか?
ツライっていう程の事はなくて、あえて言うなら、公共工事なんかは提出書類が多くて、それを作成しているうちに帰る時間が遅くなるのは嫌だなぁって思うことはたまにありますが、ツライとか、キツイって感じたことは正直ないんですよね。
そりゃあ10年以上働いていれば、楽しいことばかりではなく、お客さんに怒られたり、上司に怒られたり、その時々で大変なこともありましたが、それはどんな仕事でも同じだと思うので…。社内の人間関係も良かったですし。
仕事の難しさを感じることは何ですか?
建築の仕事で言うと「知識のゴールが無い」ことですかね。答えも一つじゃない時もありますし。キリがない。あとは、最近は従業員が増えてきているのもあって、得手不得手、性格、性質も考えながら、人の割り振りをしてみんなをまとめていく難しさは感じます。
仕事を頑張れる理由をおしえてください
前述のように最初から最後まで自分が受け持って完成させることができる達成感と、現場を完了する度に自分の成長を確認できる充実感でしょうか。何より僕の場合は「家族のため」が一番です。家族がいるから頑張れるっていうのはあります。
サン工業に入ってよかったなって、改めて思うことは何ですか?
地域密着なのは本当に気に入っています。家から近い(笑)あとは周りの人に非常に恵まれたことです。周りの人に色々教えて頂き今があります。他社の良くない話も聞くことがありますが、僕は恵まれていたなと感じます。
「地域密着」は企業理念にも、社長の言葉にもある通りですね。この会社ならではだな、と感じる事は?
建築会社としては珍しく、良くも悪くも何にでも対応するっていうところ。うちは仕事を断ったこと無い。もはやこれって建築?っていうようなこともあったり(笑)「庭の木が高くなり過ぎたから何とかしてくれ」とか。オールマイティがいいのか悪いのか分かりませんが、地域密着思考は実践できているかと思います。
この会社をもっと良くするために何か蜂谷さんの考えがあれば教えて下さい。
今は建築関係の経験が無い方も入社してきているので、一人一人が建築のプロとして対応できるようにすることが課題です。今その辺の教育制度を評価・報酬制度と合わせて社長が率先してやっているところで、既に研修等は月に2回ほど実施しています。
職場の雰囲気はどんな感じですか
人数も増えてきて、いい意味でガヤガヤしていて活気があるように思います。不穏な空気は感じません。課長として現状に甘んじず、より良くしていこうと思っています。
蜂谷さんのなりたい姿、理想の人生、夢などあればおしえてください
私は「家族との時間」や「趣味の時間」を充実させることが一番大事。そのために仕事の生産性をもっともっと上げていきたいです。課長としても会社全体の生産性アップを図るために、個人個人の適性を見ながらマネージメントできるようになれたらといいな思っています。
私は子供が生まれた時から、自分の人生はその子供たちのためにささげたいと思っているので、その責任を果たせる父親であり続けるためにこれからも頑張ります。
1から10まで全部自分でやって、
ベテランの職人さんに代われるような人間になりたいですね。
自分の技術力を上げたいです。
それが僕の喜びなので。
どのような経緯でサン工業に入社されたのでしょうか?
僕はもともと宮城出身で高校生ぐらいから「家具」に興味があって大学も東北芸術工科大学で家具デザインを学んだのですが、卒業してすぐは仙台にも支店がある東京の家具メーカーに就職したんです。いずれは仙台に戻って働くという計画で。それで、若いうちは期間限定で東京で頑張るのもいいなと思って東京で勤務していたのですがその会社がコロナ禍の中、仙台支店を閉じてしまい、仙台に戻ってくるという前提が崩れてしまいましたので、転職活動を始めてサン工業に入ったという流れです。前の会社も良かったんですけど、僕はそもそも人混みやごちゃごちゃしたところが苦手なので、最終的には仙台がいいって真剣に思っていたので。
でもなぜ「サン工業」だったのですか。地元の会社は他にもいっぱいあったと思います。
やはり「家具」の仕事からは離れたくない、尚且つ既製品を売るのではなく自分でデザインして製作もやりたいという想いが強かったです。そうなると宮城県で「自社工場」を持っている会社って実はそんなに無いんですよ。
サン工業は「建設業」がメインであることはもちろん知ってはいたのですが、これから家具製作にも力を入れていくということでしたし、純粋にサン工業は地元で35年以上の実績がある会社であることも理由としては大きかったです。こんな時代ですから歴史が浅いとやっぱり心配なので。最終的には社長と2回面接して決めました。
若いのに堅実ですね。手堅いところを狙ってくるというか…
意外とそうかもしれないです。あんまりギャンブル的なことはしないタイプかもしれません(笑)
実際に就職してみていかがですか?
「家具設計製造」は会社としてはこれから注力していく分野なので、今は自分で仕事を取りに行くところから始めなければなりません。営業して、お客様の声を聞いて、デザインして、製造して、納品して…。一から全てやりますので、非常にやりがいを感じます。まだ仕事は少ないですが「オーダー家具」に手応えを感じています。
例えばどんなニーズがありますか?
こことこの壁の隙間にピッタリ入る棚を作ってほしい、ですとか、あとは「プラレール」専用のショーケースとか、棚を作ってほしいっていうのが2件ありましたね(笑)。ちょっとニッチなニーズにはなりますが…
なるほど!私も最近キッチンカウンターの下のデッドゾーンに丁度いい奥行きの浅い棚を探してたんですが、デザインも、素材も、色も気に入るものが無くて、結局地元の大工さんに作ってもらいましたよ。
そうそう、そういうこととか。今は手探り状態ですがとにかく認知してもらうために足がかりとなる仕事に出会えるように頑張っている最中です。あとは会社のメインの仕事である「建設」の知識ももっともっと勉強しないと…
サン工業は依頼があれば何でも対応するというスタンスの会社です。加藤さんも未経験の「建設」の分野も勉強しながらやっていかなければならないわけですが、それに関して嫌だなって思ったりはありませんか?
それは無いですね。そもそも建設業は全く興味が無いジャンルではないですし、新しいことはどんどん勉強して覚えていきたい。先輩方に「歳とってからだとなかなか頭に入らないから、若いうちにいっぱい勉強して吸収した方がいいぞ」って言われてますし(笑)
今はどのような業務を行っていますか?
現在は、新規事業である新築戸建住宅事業のリーダーを任されていて、大変ですが、とてもやりがいを感じています。今後はモニターハウスのキャンペーンを企画して住宅相談会のイベントをしたり、当社がつくる「戸建住宅」の良さをとことん隅々まで理解し、お客様に説明できるようになって、どんどん受注につなげていきたいです。
ちなみにサン工業が作る「戸建住宅」とはどんなものですか?
「私らしく心地よい家」というコンセプトの家や、ログハウス風のデザインの家、それから、地域のために開発した完全自由設計のオリジナルプランがあります。当社の強み特徴である自社工場での家具製作を組み合わせて、収納なんかも充実させた付加価値の高い住宅を提供できればと思っています。
魅力的ですね。またまだ覚える事は沢山ありそうですが、仕事をする中で難しいこと、困ったことなどありませんか?
社内で分からない事があれば上司に教えてもらえばいいんですが、外部の人と話すときはまだ知識不足で困ることがあります。会社の人間として行っていますので、恥ずかしくないようにしなきゃならない。建設の仕事ではいつもその壁にぶつかります。なので、話をしていて本当に分からない言葉が出てきたら、その場でスマホでぐぐっちゃいます(笑)。相手によっては分からない時は素直に聞いたり。
あとは、お客様とのやり取りの中で「伝え方」とか「伝えるタイミング」とか「言葉使い」で失敗したことがあり、一回めちゃくちゃ相手を怒らせてしまったことがあって…その時は泣くぐらい凹みましたね(笑)。もう2度とそんなことが無いように気を張って臨んでいます。人と人とのコミュニケーションの部分はまだまだ難しいなって思います。
言葉使いですよねー、私もけっこう失敗したほうなので分かります(笑)そんな修羅場もありつつ、それでも頑張れる理由は何ですか?
それで嫌になって「やーめた」ってフェードアウトしちゃうと、「逃げ癖」がついちゃうのが怖いので、そんなことぐらいで辞める、諦めるっていうことはありません。
それに、うちの会社は放任主義的なところがあって、社長も規則を厳しくして従業員を縛り付けるタイプの人ではないので、職場環境もキツくはないですし。…でも逆に、そういう意味ではいくらでも自分に甘くすることができる職場なので、そこに甘んじてしまうと仕事はもちろんプライベートにも影響して堕落した人生になってしまいます。…だから自分で管理しなさいってことなんですが…。
「自律しなさい」と。
はい。自分はそう捉えています。人に言われたわけではなく…
素晴らしいです。他に、この会社に入って良かったなって思うことはありますか?
上司の営業スタイルです。僕は部署としては営業部で、営業の仕方は直属の上司から教わるんですが、その人の営業スタイルが「お客さんを追わないスタイル」で、要所要所でコミュニケーションをとって、沢山の選択肢の中からどんどん削っていってお客さんにとって一番いいものを提示して、あとは任せるというか、しつこくしない。本当に人間的なかんじなんですよね。それが自分でもいいなって思っていて…。バリバリの営業会社だとそういうわけにもいかないと思うんです。
加藤さんの目線から、この職場をもっと良くするための課題や、アイデア等あれば教えて下さい。
個人的な意見としては大きい部分で言うと、事務所をもっとオープンなスペースにしたいですね。今は外観も含めてザ・事務所っていう感じなので。それこそ事務所で使う家具なんかも実際に自分達でデザインして製造した家具を配置したりですとか…。前の職場が途中からそんな感じで自社製品の家具を入れて大改装したんですよね。仕事柄空間で提案するということもあったので…。オフィスの家具も自分でつくれるのになぁって密かに思ったりしています。地元の塗装屋さんでカフェみたいにすっごいオシャレに改装したところがあるんですが、いいなぁって(笑)刺激を受けました。
この会社ならではだな、って感じる部分を教えて下さい
幅広くいろんな仕事を受けているのでジャンルを問わず知識を持っている方がたくさん在籍しているなって思いますね。そういう意味でも勉強になります。あとは職場の雰囲気も良く、仕事のオンオフがハッキリしていて僕個人としては気に入っています。
最後に加藤さんのなりたい姿を教えて下さい。
仕事で言うと「家具」から離れる気は全くなく、1から10まで本当に全部自分でやって、今の職人さんも高齢になってきていますので、そういったベテランの職人さんに代われるような人間になりたいですね。出世意欲はあんまりなくて、どちらかというと自分の技術力を上げたいです。それが僕の喜びなので。
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